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人喰い竜と生け贄の乙女

 

 初春の陽光は穏やかで、通りに飾られた花々は、その恩恵を受けて艶やかに咲き誇っている。道行く人の顔は明るく、商人の呼び声が大通りにのびやかに響き渡っていた。
 いつ見ても活気に満ちている街。わたしがここに来てから衰えることのないその生命力に満ちた輝きに、時に眩暈を覚える。それでも、きっとその眩しさに引き寄せられてわたしはここに来たのだ。わたしだけではない。人生に行き詰まった少女が来る場所はきっとここしかないのだ。
 希望の街ディンケラ──人々はこの街をそう呼ぶ。
 ここは少女にとって希望の街。
 そして──竜のいる街でもあるのだ。

 昼下がりの店内は客足も落ち着き、いつもの満員状態ではなかった。わたしが裏口から顔を覗かせると、厨房から客席に料理を運ぼうとしていたリネアと目があった。
『あら、カリナ。ご苦労様』
 彼女の唇の動きを読み取ったわたしは微笑みながら頷いた。
「今日の仕入れの分、ここに置いておくね。リネアはもうすぐ休憩?」
 麻袋に詰め込まれた新鮮な果物を厨房の脇に置いて振り返ったわたしに、リネアは首を横に振って応えた。
 艶やかに輝くゆるくうねった黒髪が揺れ、辺りに甘い匂いが漂う。潤んだような黒い瞳がじっとこちらを見つめているので、わたしは同性だというのにどきどきした。
 リネアは文句なしの美少女だ。わたしより一つ上の十七歳だということに愕然とする。何をどうしたらそんな風に美しくなれるのだろう。小さい時から人生をやり直したとしても、わたしが彼女になれないのはわかっている。生まれもっての美しさや才能というものは、神様の采配次第で、わたしたちにはどうすることも出来ないのだから。
『まだ仕事があるの。良かったらカリナも食事をしていったら』
「え、でも……」
 確かに荷物を届けた後、昼食にしようとは思っていた。けれど、ここの食事は高くつく。
 わたしの不安は顔に表れていたのだろう。リネアは朗らかに笑うと唇を動かした。
『大丈夫、心配しないで。代金はわたし持ちだから』

花蝶(かちょう)の舞〉──ディンケラを訪れた人なら誰しもが知っている店の名前。
  わたしは広い店内の一席に腰を下ろすと辺りを見渡した。リネアと同じ年頃の、同じくらい美しい少女たちが店内を行き交っている。
 彼女たちは食事を客に給仕することはもちろんだが、客に提供する料理を作ることだってするし、今も耳に心地よく流れる楽の音を演奏もする。時には楽の音に合わせ、踊りだって披露してくれるのだ。まさにこの店の目玉は美しい彼女たちにあると言っていい。そしてただ食事を取るにしては高すぎる料金設定であるのも、そしてその料金にもかかわらず店が繁盛しているのも、全て彼女たちに因るのだ。
 昼を少し過ぎたこんな時間になっても客足が途絶えることがないのはそのせいだ。
 わたしは店内をぼんやりと見渡し、見知った顔を見つけて視線を止めた。
 年の頃は二十歳を少し過ぎたくらい。金色の髪は綺麗に整えられ、その美しくも精悍な顔とともに育ちの良さが窺える。着ているものだって、そこら辺でほいほいと買えるものでないことだけはわたしにもわかった。
 彼がこの店に来て見つめるのはただ一人。その視線に気付いたのか、リネアが振り返ると、彼は晴れた空みたいな青い瞳を優しげに細めた。
 ヴィルヘルムさんは、わたしが知る限り毎日ここに通っている。二ヶ月くらい前にディンケラを訪れてからというもの、彼の目はリネア一人に釘付けなのだ。
 視線に気付いたリネアも微笑みを返すと、食器を下げるついでのように彼のテーブルに近づいた。
 二人の間に言葉はなかったが、交わされた視線の温かさから、どれほどお互いを想い合っているかがわかる。リネアは不意にヴィルヘルムさんの手を取り、指先で文字を書くように彼の掌をなぞる。口が利けないリネアにとって、それは二人だけの内緒話なのだろう。
 お互いの愛情の深さを基準として、第三者がそれを決定できるというのなら、二人は間違いなく恋人同士だった。けれど実際はそうではない。ヴィルヘルムさんはリネアの客でしかないのだ。彼はこの街に来てから、リネアとの時間をお金でずっと買い続けているのだから。
 おそらくは、今夜も彼はリネアの元へ向かうのだろう。恋人同士のように愛を囁き合うのだろう。でも、リネアは一生、彼の恋人にはなれないのだ。
 ここ〈花蝶の舞〉は、れっきとした娼館なのだから。

 わたしがこの街を訪れたのは半年ほど前になる。
 生まれた町で両親が営む雑貨屋を手伝いながら暮らしていたわたしだったが、ある日、仕入れに行った先で両親は事故に巻き込まれ亡くなった。それでもわたしは両親が遺した雑貨屋を守るべく自分なりに奮闘していたのだが、店を手伝ってくれるという両親の昔の友人だと名乗る男を信じてしまい、気がつけば店を乗っ取られていた。言葉巧みに店の所有権を彼に譲るという文書まで書かされたのだから、あの時の自分の迂闊さを呪いたい気持ちになる。いっそのこと、店に火をつけ、あの男も巻き込んで一緒に死んでやろうかと考えたくらいだった。
 そんなわたしが思いとどまったのは、一つの噂を思い出したからだ。
 ディンケラでは、何も持たない少女でも夢が叶えられる──。
 そんなうまい話があるわけないと、騙されたばかりのわたしは思っていた。けれど、もうどうにでもなれとも思っていたわたしは、とりあえずディンケラに行くだけの旅費を工面し、小さな鞄一つで生まれた町を出たのだった。
 ディンケラに着いてすぐ、夢は夢でしかないのだと知った。少女たちの夢こそ、この〈花蝶の舞〉なのだ。ここで働くために必要な条件はただ一つ。どれだけ客を惹きつけることが出来るかだけ。身分も境遇も過去も一切関係ない。ただ、わたしはリネアと違って他人に誇れるような容姿ではなかった。ごくごく一般的な田舎娘のわたしは、もちろん〈花蝶の舞〉で働くことは叶わなかった。けれど、〈花蝶の舞〉に仕入れに来ていた果物屋のおばさんが、あまりに絶望的な顔をしていたわたしを見かねたのか、雇ってくれることになったのだ。
 おばさんが言うには、こんな風に夢破れる少女も多いのだという。そんな少女たちを時折街の人たちは雇い入れてくれるのだと。
 わたしは運が良かった。そうして果物屋で働く内、〈花蝶の舞〉に果物を届けに行く仕事ができ、わたしはリネアと知り合った。
 口の利けない彼女が〈花蝶の舞〉で働いていることに初めは驚いた。けれど彼女は歌こそ歌えないが、楽器の演奏も踊りもそれは素晴らしい腕前だった。それになにより他人を思いやれる優しい性格だった。この街のことを知らないわたしに、たくさんのことを教えてくれたのもリネアだった。
 わたしにとってリネアは、この街で出来たかけがえのない友人なのだ。だから、どうしても彼女の幸せを願ってしまう。
 ディンケラの街の北側に、大きな岩山がある。わたしは二日に一度は必ずそこを訪れた。それは仕事のためでもあり、個人的な用事のためでもあった。岩山の中腹に祠があって、そこに果物を届けるのが果物屋で働くわたしの務めだったのだ。
 いつものようにでこぼことした岩盤の上に、持ってきた果物を一つずつ並べる。わたしより前に来た人もいたらしく、干し肉やチーズも置かれていた。ただ願いを言うだけではいけないと、おそらく手みやげに持ってきたのだろう。
 祠の奥には竜がいるのだ。
 わたしはその姿を見たことはないが、確かにいるに違いない。二日に一度は必ず訪れるわたしは、捧げものがきちんと次に来た時にはなくなっているのを知っている。
 そして竜が街の人に崇められているのは、きちんと理由があった。竜は人間の願いを叶えてくれる。この祠の前で願い事を言えば、時に叶えられるのだ。
 だからわたしはいつものように祠に向かい、手を合わせた。
「賢竜アレニウス様、またお願いにやって参りました。カリナ・リンデルです」
 まずは竜に呼びかけ、自らの名を名乗る。それは必ず守らなければいけない約束事だった。
「また同じお願い事をと思われるかもしれませんが、どうしてもお力を借りたいのです。わたしの友人のリネアと恋仲のヴィルヘルムさんが、〈花蝶の舞〉のしきたりに縛られることなく結ばれ、幸せに暮らせるようにお力をお貸しください。二人は本当に想い合っているんです。それに、リネアは口が利けないので、ここにお願いに来ることもできないんです。どうか、どうかよろしくお願いします……!」
 わたしの声が洞内に響いたような気がしたけれど、それ以外は静かなものだった。本当に竜は願いを聞き入れてくれるのだろうか。それはわたしにはわからない。けれど、リネアには願いを口に出すことすらできないのだ。わたしは深々と一礼すると、祠をあとにした。
 確かに〈花蝶の舞〉で働くことが出来れば、生活は保証される。接客の基礎から始まり、料理や歌唱、踊りの訓練を経て、彼女たちは初めて店に出ることを許されるそうだ。
 支配人のモルテンは徹底的に質にこだわった。あくまで商売に徹していた。そして昼は華やかな飲食店の風体を見せてはいるが、〈花蝶の舞〉はやはり娼館だった。夜になれば少女たちは、自分の客を取らされる。ただ、モルテンは客の質にもこだわった。少女たちに相応しくない客だとすれば、いくら金を積まれても頑として拒否した。少女たちが客にひどい扱いを受ければ、その客は次からは絶対に〈花蝶の舞〉の扉をくぐることさえできなくなった。
 お高くとまっていても、所詮は娼婦だと囁く者もいる。けれど、家もなく泥水をすすっていた少女であっても、美しさを武器に生きる道を見いだせる希望の場所でもあるのだった。
 リネアのように、客である男と恋愛関係に陥る少女も少なくなかった。多くの客は金持ちであるので、彼らは少女の元へ通い、金をつぎ込むことを惜しまなかった。そうして本当に彼女を手に入れたいと思うのなら、最後は身請け話をモルテンに持ちかける。だが、モルテンはそれを決して許しはしなかった。
 想いを遂げられず、思い詰めた少女が〈花蝶の舞〉を逃げ出そうとするならば、それも許さなかった。必ず見つけ出し、どんな手を使ってでも引き戻した。彼女たちが自由になれるのは、容姿が衰え、客を取れなくなった時。その時まで、一生モルテンの元から逃げ出すことは出来ないのだ。
 だから、リネアがどんなにヴィルヘルムさんのことを想っていても、二人が一緒になることは不可能なのだ。そのことを嘆くわたしに、リネアはあの澄んだ瞳で、微笑みながら呟いていた。
『ここに来た時点でそれは覚悟しているの。甘い蜜に吸い寄せられて集まった蝶は、一生その花のたもとで踊り続けるのだから』
 だからこそ願わずにはいられない。人智を越えた存在ならば、なんとかしてくれるのではないかと。

 ある日、いつものように仕入れの果物を届けに〈花蝶の舞〉を訪れると、厨房の隅でうずくまっているリネアを見つけた。具合でも悪いのかと思って近づいたわたしに気付くと、彼女は顔を上げた。
 いつも以上に潤んだ黒い瞳。目元は泣きはらしたのか随分赤かった。
「リネア、どうしたの? モルテンに怒られたの?」
〈花蝶の舞〉の支配人モルテンは厳格で有名だ。わたしも仕事以外で口を利きたくないくらいなのだ。
 わたしの問いかけに、リネアは首を横に振った。
「じゃあ、どうしたの?」
 彼女を悲しませるものなど、この世から消し去ってやりたい。自然とそう思わせる空気を彼女は持っている。
 リネアはしばらくうつむいていたが、黙って彼女の言葉を待っているわたしに気付くと、ゆっくりと唇を動かした。
『あの方が……ヴィルヘルム様が近い内にこの街を離れるって……』
「え……」
 それでそんなに泣いていたのか。リネアの気持ちはわたしにも痛いくらいによくわかった。
「それ、ヴィルヘルムさんが言ったの? というか、それは彼の本心なの?」
 わたしがリネアに問いかけると、彼女はこくんと頷いた。おそらく昨晩もヴィルヘルムさんはリネアのところに通っていたはずだ。だとすれば、彼の口から直接聞かされたのだろう。
『そんなにディンケラに長居はできないからって。また戻ってくるって……でも、そんなの叶いっこないわ。あの方はもう二度とここに戻ってこられない……』
 ヴィルヘルムさんがどこか遠くの街の富豪の息子で、ディンケラには見聞を広めるために来ていたということはリネアから聞いていた。彼がずっとこの街に留まり続けているのはもちろんリネアのためだった。お供の者に無理を聞いてもらうにしても、確かに二ヶ月は長すぎたのかもしれない。
 そしてそんな遠くの街に住むヴィルヘルムさんが一度故郷に帰ってしまえば、ひとときの恋心は冷め、もう二度とリネアの元へわざわざ来ることもないだろうとリネアは理解しているのだ。
 リネアだってわかっているはずだ。どんなに想いを寄せても、〈花蝶の舞〉で働いている以上は想い人と生涯を添い遂げることなど出来ない。だから、ひとときでも心安らげる人と出会えたと感謝して、また別の客を相手にするしかないのだと。
 それでもリネアがヴィルヘルムさんとの別れをこれほどまでに惜しむ理由については、わたしにも心当たりがあった。
 彼女は口が利けない。けれど、そんな彼女はわたしに自分の過去をたくさん話してくれた。
 そもそも何故口が利けないのか。精神的に辛い出来事があって、言葉がでないのかと思っていたが、事実は全く違っていた。
 リネアは孤児で、十歳の時に彼女を養子として迎え入れてくれる夫婦と巡り会った。しばらくは平和な日々が続いたが、リネアの美貌は小さいときから彼女を輝かせていた。
 優しかったはずの義理の父に、リネアは十二歳で純潔を奪われた。恐ろしかったのに抵抗も出来ず、また誰にもそのことを言えなかった。
 母親であるはずの女性も、夫の仕打ちを見て見ぬ振りをしているようだった。それどころか、彼女は美しいリネアに嫉妬した。容姿だけでなく、澄んだ美しい声を憎んだ。
 リネアは義理の母親に声帯を切断された。
 薬を盛られ、意識を失っている間に、夫婦お抱えの医師が極秘裏に手術をした。
 ひゅうひゅうと息がもれるだけの自分の喉を押さえ、リネアは屋敷を飛び出した。そして辿り着いたのがディンケラだったのだ。
〈花蝶の舞〉で働くことはリネアにとって苦痛ではなかったはずだ。ひどい仕打ちを受けていたリネアは、娼婦として客を取ることに何の抵抗も覚えなかったのだろう。
 けれど、ヴィルヘルムさんに出会ってしまった。
 彼がリネアを心から愛し、触れてくれることにより、ようやくリネアは本当の愛が何かを知ったのだ。
 それは幸せなことだったはずだ。けれど、決して結ばれない現実が目の前に横たわっている以上、辛いことでもあったのだ。
「……大丈夫よ。ヴィルヘルムさんはきっと戻ってくるわ。彼の愛はそんなものでどうにかなる程度のものじゃないわ。それを一番わかっているのはリネアでしょう?」
 わたしは精一杯の励ましを込めて、そう言いながらリネアの背中を撫でた。
 リネアの潤んだ瞳から少しだけ不安の色が消える。
「戻ってくるって言ったなら、リネアはそれをちゃんと信じてあげなきゃだめよ」
『ありがとう、カリナ……』
 泣き虫のリネアが無理に笑おうと顔をほころばせる。
 美しい彼女が流す涙は、あたかも頬を彩る真珠のようだった。

 急がなくちゃ。
 わたしは必死の思いで岩山を駆け上った。
 いつものように果物を祠の前に供えると、もう何度目になるかしれない願いを口に出す。
「賢竜アレニウス様、何度も何度もすみませんが、またお願いにやって参りました。カリナ・リンデルです!」
 アレニウス様に呆れられようが、願いを叶えてもらうまで、わたしは何度でもここで願いを口にするつもりだ。
「本当に毎度同じお願い事で恐縮ですが、どうしても叶えていただきたいのです。それに、時間もあまりないのです。わたしの友人のリネアと恋仲のヴィルヘルムさんが、〈花蝶の舞〉のしきたりに縛られることなく結ばれ、幸せに暮らせるようにお力をお貸しください。ヴィルヘルムさんは近々故郷に帰ってしまうんです。リネアはすごく落胆して……もう二度と会えないんじゃないかって思っているんです。せっかく二人は想い合っているのに……どうか、どうかよろしくお願いします! わたしに出来ることだったらなんだってしますから!!」
 必死すぎる願いにも、もちろん目の前の祠は何も返さずただ静かにそこにあるだけだ。けれど、確かにこの奧に竜はいる。願いを叶えてくれる賢しき竜はじっとここでわたしたちを見守っているのだから。
 行きよりも落ち着いた心持ちで帰り道を歩いていると、ふと見慣れない植物が生えているのが目に入った。しょっちゅう通っているのだから、些細な変化にも気付く。こんな植物、先日は生えていなかった。
 しげしげと見つめても、それが一体何という植物なのかもわからなかったので、わたしはさして気にも留めず、帰りの道を急いだ。
 竜への願いを口にしてとりあえず安堵していたわたしだが、まさかそのことがとんでもないことを引き起こすことになろうとは、そのとき全く思いもしなかった。

 翌日の明け方に、地響きのような音が聞こえた気がした。けれど、半分夢の世界にいたわたしは、それが何だったかなど深く考えもしなかった。
 その日は朝早く〈花蝶の舞〉へ果物を届けに行った。早朝だというのに、開店前の店はたくさんの従業員で溢れていた。そしてなにより、皆沈痛な面持ちをしているのだった。
「あの、どうかしましたか……?」
 恐る恐る訊ねたわたしに、一人の男性が顔を上げた。
「明け方、竜の合図があったから、祠に行ってみたんだ。そうしたら……」
 今朝方の地響きは、竜の叫び声だったのだ。初めて聞くわたしにはわからなかった。けれど、それが何の合図なのかはわたしも知っている。
 ──竜が生け贄を要求しているのだ。
 わたしは恐る恐る男性が持つ木片を見た。竜がその爪を使って彫ったのではないかと思われるその木片には、器用に文字が記されていた。賢竜アレニウスは人語を解するのだ。
「嘘よ……」
 そこに記された名前を見て、わたしはうわごとのように呟いた。
 竜の怒りがそのまま顕れたような荒々しい文字がそこに刻まれている。何度見たところで変わらない。
 そこに書かれた名前はリネアのものに違いなかった。

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